人の活動する時間帯や大勢の人が働くオフィス内で、
パソコンを使用しているときはあまり気になりませんが、
深夜など周りが静かな環境でパソコンを使っていると気になってくるのが、
パソコンから発せられるファンの音です。
一度気になりだすと集中力もそがれてしまうため、
何とか解決したいと思っている人は少なくないのです。
パソコンのファンがうるさい原因
そもそも、なぜパソコンからファンの音が発せられているのでしょうか。
パソコンを分解してみたり、自作したりする人は知っていることですが、
パソコンの内部にはいくつものファンが装備されています。
パソコンを触ったときに、熱を持っていると感じた経験がある人もいるのではないでしょうか。
パソコンの動作に欠かせないパーツのひとつに、CPUと呼ばれるものがあります。
CPUは、人間に例えると頭脳の代わりとなるパーツという人もいるくらい、パソコンにとって重要なパーツです。
高性能なCPUを搭載したパソコンは、起動や動作がとてもサクサクと動きます。
ところが、このCPUはパソコンパーツの中でも、かなりの熱を発する部品です。
発熱を抑えることが必要であるため、内部に冷却用のファンが組み込まれているのです。
CPUに対して、複数のファンが回っていることも珍しくはなく、
使用中はパソコンのファンが回りっぱなしでうるさいと感じる人が多くなります。
パソコンのファンの音がうるさいと感じるときの対処法
ではパソコン内部のファンの音がうるさいと感じた時は、何か対処することは出来ないのでしょうか。
まず簡単に出来ることは、パソコンの設定を変えてみるという事です。
CPUファンは、当然CPUに負荷がかかったときに回転数が上がるようになっています。
つまり、CPUの負荷を下げてあげれば、ファンの回転数を抑えることが出来るのです。
そのためには、パソコンの省電力モードを利用するといいでしょう。
省電力モードに変更すると、液晶の明るさがダウンしたり、
スリープまでの時間が短くなったりしますが、通常の使用には問題ありません。
ただし、CPUの処理速度は落ちてしまうので、ゲームなどの動作が遅く感じることもあります。
もう少し手間をかけるという事であれば、
パソコン内部の掃除をするという方法もあります。
扇風機を使っているとわかるように、ファンを回していると空気中の埃を巻き込んでしまい、
かなりの量の埃が溜まってしまうこととなるのです。
吸入口にフィルターがついていれば、埃の侵入を防ぐことは出来ますが、
フィルターがついていないパソコンも多くあります。
冷却ファンについている羽根に埃がついていると、冷却効果は下がります。
そのため、CPUやGPUが効率よく冷却されずに、高速回転が止まらないということに繋がってしまうのです。
内部の掃除というと難しいのではないかと考える人もいますが、
エアダスター製品を使えば、簡単に掃除する事が可能です。
ファンの音が気になる場合は試してみるといいでしょう。
本来は冷却ファンなのだから
パソコンの内部にはいろいろなパーツが組み込まれていますが、
なかでもCPUやGPUはかなりの熱量を発するパーツとなっています。
そのために冷却ファンが複数取り付けられているのです。
ファンの音がうるさいと感じるときは、省電力モードに設定変更してみたり、
エアダスターを使って内部の掃除をしたりすることで、
音を小さくすることが出来るかもしれません。