雪を食べると危険なの!?しらないと怖いその理由とは

冬を迎えると、雪が積もります。

日本には四季があり、雪国でない地区でも、冬になると雪が降る可能性があります。

積もった雪をみていると、ふとこんなことを考えませんか?

 

なんとなくかき氷みたいで食べてみたい。

シロップなどをかけたら、意外と食べられるのではないか?

 

今回は雪は食べられるのか?また食べることで害はあるのか?

こちらを見ていきます。

意外と汚れていると言われている雪ですが、一体食べられるのでしょうか?

 

スポンサードリンク


 

雪は意外と汚れている?害を見ていこう

 

雪は氷の結晶ということを知っているでしょうか?

氷の結晶だけあって、かなり幻惑的でありキレイですよね。

白くキレイに見えるので、食べてしまっても問題ないように見えます。

 

雪は食べられるのでしょうか?

雪は氷の結晶なのですが、中心部分はチリやホコリなどに覆われており、早い話、空気中に飛散するゴミの塊と言えるでしょう。

 

となると、雪を食べる行為は、空気中のゴミを食べるということになります。

実際問題、雪をコップに入れて、それを溶かしてみると、かなりゴミが含まれているため、いかに汚れているかがわかります。

 

但し、雪に含まれているチリやホコリは微量になるので、少し食べたくらいでは、全く問題はありません。

これは、積もったばかりの雪に限定されます。

積もって時間が経った雪は空気中のゴミ以外の汚れも付着しているため、食べるのは危険です。

 

雪は食べられるのですが、それでもゴミが入っていることには変わりないので、なるべくなら食べないほうが無難です。

 

 

雪には環境汚染物質が含まれている?

環境問題が大きな問題になっています。

環境汚染物質のニュースなどはよく聞きますよね?

 

実は、雪も環境汚染物質に汚染されている可能性があるのです。

一部の研究によると、雪の降る場所によっては、雪には硝酸イオン、硫酸イオンなどの環境汚染物質が含まれているようです。

 

特に日本の雪は、中国から来る冷たい風の影響を受けやすいため、中国の大気汚染の影響をもろに受けてしまいます。

近年、中国の大気汚染は深刻な社会問題になっているので、注意したいところです。

 

雪は食べられるのですが、環境汚染物質が含まれている可能性があります。

そのため、上記で説明した理由から、雪を食べるのは危険であると言えます。

 

 

雪を食べるのはたとえ遭難していても避けるべき?

 

キレイに見える雪ですが、意外と汚れているため、食べるのは止めた方がいいでしょう。

また、雪を食べる害は、他にもあるのでこちらで確認していきましょう。

 

雪は氷の結晶であり、かなり冷たいですよね?

そのため、仮に雪を食べると、体が冷えてしまうのです。

冷たい雪を食べることで、体の体温が奪われ、大量の熱が失われてしまいます。

 

雪山で遭難した時、雪を食べてはいけないと言われています。

この理由は、雪を食べてしまうと体が冷えて、逆に体力を奪われてしまうからでしょう。

 

またこんな一例もあります。

雪を大量に食べた後、腹痛で病院に運ばれたケースもあったようです。

これも、雪を食べることで急激に体が冷えたのが原因であると言えるでしょう。

 

 

雪を食べることで死亡する可能性はあるのか

雪を食べてしまい、死亡するケースはあるのでしょうか?

こちらについて見ていきましょう。

 

まず、雪を食べて有害物質を体内に取り込んでしまい、死亡するケースはほとんどありません。

既に述べていますが、雪に含まれている、チリやゴミはそれほど多くないのです。

どんな人間でも生きていれば空気中に含まれているゴミを吸ってしまいます。

そのため、仮に雪に含まれている有害物質を取り込んでしまっても、死亡するような原因にはならないのです。

 

しかし、ある条件が重なると、死亡の原因になるケースがあります。

それは、雪山で遭難した際などに雪を食べてしまう時や、大量に雪を食べた時です。

 

雪山の登山は体力を消耗します。

体の熱も奪われてしまいます。

 

そんな中で、体の熱を奪う雪を食べてしまうと、著しく体温が低下します。

こうなると、より一層体力を消耗し、低体温となり、結果的に死亡してしまうケースも考えられます。

また体が冷えすぎて下痢を起こして、脱水症状を起こす原因にもなります。

 

大量に雪を食べると、それに合わせて体の熱も奪われてしまうので、場合によっては死亡のリスクも上がります。よって、雪を食べるのは危険であると言えるでしょう。

 

 

一部には雪は食べられるという意見も

 

ここまで雪を食べるのは危険であると説明してきましたが、一部の研究者の中には、雪は安全であると考える方もいるようです。

 

この説を唱えているのが、オレゴン州大学のAnne Nolin教授です。

彼の研究によると、雪は飲料水と同じくらい清潔だという話です。

どんな学説にも賛成や反対の意見はあるので、当然、雪を食べても安全という意見もあるでしょう。

 

しかし、雪を食べるリスクは存在します。

体温を奪いますし、環境汚染物質が含まれている可能性もあります。

雪を食べるのは自己責任ですが、なるべくなら食べないほうがいいと言えます。

 

 

好奇心で食べてしまうのは危険

 

雪を食べてみたい。子供だけでなく、大人になってもそのように考える方が多いようです。

今回は雪を食べることで発生する害やリスクを見ていきました。

雪は食べてしまってもそこまで問題はありませんが、意外と汚れているので、なるべくなら食べないほうが無難です。

 

また、雪山で遭難した時は、雪を食べるのは危険です。

体温を奪われて、逆に体力を失ってしまいます。

雪を食べるのは自己責任になるのですが、体調を崩す可能性もあるので、眺めるだけにした方がよさそうです。