ふと庭を見てみると、地面にワカメのようなものが生えている。
こんな経験がありませんか?
庭に生えているわかめ。なんとなく気持ちが悪いですよね。
実は、あのわかめには正式名称があります。
庭に生えているわかめのような物体は、「イシクラゲ」と言います。
今回は、イシクラゲにスポットを当て、いろいろ情報を紹介します。
イシクラゲとはどんなものなのでしょうか?早速、見ていきましょう。
一体全体イシクラゲって何?
庭に生えているわかめのような物体。
ぶよぶよとして、気持ちが悪いので、気になる方も多いようです。
まずは、このわかめのような物体「イシクラゲ」について知りましょう。
イシクラゲは一体なんの仲間なのか知っていますか?
植物?コケ?それとも海藻なのでしょうか?
実は、イシクラゲは陸棲藍藻と呼ばれる種類に分類され、厳密には「藻」の仲間だそうです。
イシクラゲは、藻が集まってできています。
そのため、プルプルとした体が特徴であり、植物などでよく見られる根や葉がありません。
イシクラゲは見た目がかなり気持ち悪いため、庭に生えていると、何となく嫌な気持ちになってしまいます。
また、イシクラゲは雨が降ると水分を含んで膨らみ、滑って転んでしまう可能性もあるので、かなり厄介な藻の一種なのです。
イシクラゲが生える場所はどこ?
庭に生えているイシクラゲですが、主にどんな場所を好んでいるのでしょうか?
イシクラゲは、庭先だけでなく、道端でもよく見受けられます。
また、それだけでなく、コンクリートの端っこや、駐車場の脇にも生えているケースがあります。
イシクラゲは、基本的に半日陰になっている個所を好んでいるようです。
さらに、水分を含んで膨らむ特徴があるため、水はけの悪い所にも、よくイシクラゲは生えています。
極稀になるのですが、芝生の上に生えるケースもあるようです。
芝生の隙間になっている僅かな裸地に繁殖する場合もあります。
これはイシクラゲの生命力が非常に高いため可能になるのです。
イシクラゲは、水分が好きですが、乾燥にも非常に強く、乾燥時には休眠状態になり、パリパリに縮みます。
こうなると、周囲の影響をほとんど受けなくなるため、寒さや乾燥にとことん強くなるのです。
イシクラゲが生えてしまう原因
気づくと生えているイシクラゲですが、一体どんな原因で生えてしまうのでしょうか?
イシクラゲが発生する原因を見ていきましょう。
イシクラゲは水はけの悪い所を好んで生息していると、すでに述べましたが、それが原因に繋がっているようです。
イシクラゲが発生する主な原因は、水はけの悪さです。
水はけの悪い環境では、イシクラゲが大量発生する可能性があります。
庭には土や芝生が敷かれています。
例えば、芝の根が詰まったり、土が硬くなったりすると、水はけが悪くなってしまいます。
こうなると、イシクラゲが生えやすくなり、ふと庭をみて見るとイシクラゲが生えてしまっているのです。
また、イシクラゲはただ除去するだけでは、またすぐに生えてきてしまいます。
では、除草剤を使えばいいのでしょうか?
実は一般的な除草剤もほとんど効果がありません。
しかし、イシクラゲに効く除草剤があるので、コチラで見ていきましょう。
その除草剤は「コケそうじ」という除草剤です。
この製品はコケ専用なのですが、イシクラゲの除去にも効果があると評判です。
使い方もとても簡単であり、イシクラゲにめがけてスプレーをするだけになります。
イシクラゲに困っているのであれば、「コケそうじ」を使って除去するようにすると、キレイな庭が取り戻せます。
イシクラゲに害はあるの?
イシクラゲの害について見ていきましょう。
まず、イシクラゲは気持ち悪い見た目をしてみるものの、それほど害がある藻ではありません。
放っておいたとしても、特に問題はないのです。
とはいっても、見た目が気持ち悪いので、なるべくなら綺麗にしたいですよね。
それに、少なからず害は発生します。
例えば、イシクラゲが生えている場所には、芝生が生えなくなってしまいます。
さらに、雨が降って水分を含むと、ぬるぬるとして滑ってしまう可能性もあります。
そのため、気になるようであれば、前項で紹介した「コケそうじ」を使って除去するようにするとよいでしょう。
ちなみに余談ですが、イシクラゲは食べられるようです。
昔の話ですが、食用された時期があり、汚れを丁寧に取り除いた後に、湯通しし、酢の物にして食べていたようです。
ただ、発生する場所が庭先ということもあり、なかなか食べる気にはなりませんよね。
また、お腹を壊しても大変なので、イシクラゲは食べないようにしましょう。
庭のわかめの正体
庭に生えている気持ち悪いわかめのような物体。
正式名称は「イシクラゲ」ということがわかりました。
イシクラゲは水はけの悪い場所を好んで生息し、さらに生命力が強く、除去するのは非常に厄介です。
今回はイシクラゲについての情報をまとめました。
イシクラゲは特に害がある藻ではないので、放っておいても問題ありませんが、見た目の印象が悪いので、できるなら除去したいですよね。
そんな時は紹介した「コケそうじ」などを使って除去するようにしてください。
イシクラゲをキレイに除去して、庭を蘇らせましょう。