籾殻はただ撒くだけじゃダメ!?その力を120%引き出す使い方とは

家庭菜園をされている方も多いかと思います。

野菜や果物などを育てるのはとても楽しいですよね。

土に籾殻を混ぜ込んで利用されている方も多いのではないでしょうか?

しかし、籾殻はただ撒くだけではダメなのです。

籾殻の特性をしっかりと確認し、その力120%引き出す使い方を見ていきましょう。





そもそも籾殻って何?

家庭菜園をされている方ですと、一度は「籾殻」という言葉を聞いたことがあるはずです。

そんな有名な籾殻ですが、改めてどんなものか問われると、回答に迷ってしまうかもしれません。

まずは、籾殻についてみていきましょう。

籾殻は、簡単に言うと「稲の穂から取った実の殻」のことを指します。

ちなみに、殻を取った残りを玄米と呼んでいます。

籾殻は、稲の殻の部分です。

そのため、米ぬかなどに比べて分解されにくい性質を持ちます。

籾殻は基本的に1~3年ほどかけて堆肥化されます。

肥料として使える側面があるため、使い方によっては重宝する存在なのです。

籾殻を撒くときや土に混ぜるときの注意点

籾殻を使って家庭菜園をされる方も多いと思いますが、ただ単に使うだけでは効果を120%発揮できません。

ここでは、籾殻の効果的な使い方を見ていきましょう。

籾殻を肥料として使うケースもあるのですが、それ以外にも利用方法があります。

まずは、寒い時期に利用する方法です。

籾殻を使って畑の地表の保湿対策ができます。

寒い時期に籾殻をまくことで、畑の保湿ができるようになります。

また、保湿対策は冬場だけでありません。

夏場の乾燥した時期、種まき後にも有効です。

夏の間は晴天が続くことも多いので、畑が乾燥しやすくなります。

さらに、種まき後も水分を多く必要とするので、乾燥対策が必須です。

このような時にも、籾殻を畑にまくようにするとよいでしょう。

乾燥対策になるのでおすすめです。

次に、籾殻を肥料として利用する場合の注意点を紹介します。

籾殻を土に混ぜ込んで使うと、パーライト(※)と同じような役割をして土の通気性が上がる特質があります。

硬い土に混ぜ込むと、土自体に空気や水の通り道ができます。

そのため、硬い土が少しだけ柔らかくなり使いやすくなります。

注意点は、籾殻が肥料となるには1年以上かかることでしょう。

よって、定期的に土に混ぜ込んでいく必要があるので注意しましょう。

(※パーライト:火山岩や珪藻土、真珠岩などを原料として、高温で熱処理してできる発泡体です。また、土壌改良資材としても使え、通気性や土壌の軽量化の目的で使用されるケースが多いようです)

籾殻のもう一つの使い方を見てきましょう。籾殻を燃やし炭化させると、肥料にできるのです。

この方法を「籾殻燻炭(もみがらくんたん)」と呼んでいます。

ただ、こちらの方法にも注意が必要です。

籾殻燻炭を作るためには、たき火をする必要があり、都心部では制限がかけられているので難しいのが現状です。

家庭菜園のために、たき火をするのは危険であるので、こちらの方法は難しいかもしれません。

近隣住民への迷惑を考え、籾殻燻炭を作る場合は、広い環境下で行うようにしましょう。

籾殻は数年で肥料に変わる

籾殻が肥料に変わるまでは、大体1年くらいかかります。

そのため、すぐに籾殻を肥料として使えないのです。

まずは、籾殻を肥料として使うための方法を見ていきましょう。

籾殻堆肥の作り方は、実は意外と面倒です。

材料は「籾殻」「鶏糞」「米ぬか」などで、籾殻を敷き、その上に米ぬか、鶏糞を敷いていて

水をかけてから乾燥しないようシートをかぶせます。

また、そのまま放置するのではなく、一週間ごとによく混ぜる必要があります。

かなり手間がかかる上に、完成まで1年以上がかかってしまいます。

そのため、家庭菜園で使うのであれば、籾殻を一から肥料として作るのではなく、市販の「籾殻堆肥」を購入するのがいいでしょう。

籾殻ってもらえるの?

籾殻を堆肥として利用するためには時間がかかってしまうので、個人的な家庭菜園に向きませんが、籾殻の利用価値はあります。

そのため、籾殻があると色々使えるので便利です。

既に紹介していますが、畑の保湿として利用できます。

では、籾殻はどうすれば手に入るのでしょうか?

実は、籾殻はもらえるのです。脱穀機という機械から籾殻を外に出す時があるので、このタイミングを逃さなければ、農協に行くともらえる模様です。

またどうしてもない場合には、ホームセンターやネット通販などで手に入るので、併せて参考にしてみてください。

籾殻をうまく使って家庭菜園

家庭菜園のために色々な用途で使える籾殻。

肥料として使うためには、時間がかかりますが、それ以外にも利用価値はあります。

主に畑の乾燥対策として利用でき、畑の保湿をしてくれます。

また、条件さえ整えば、籾殻燻炭にすることで、肥料としても使えるようになります。

ただ肥料にする場合は、あまりに時間がかかり、また籾殻の保管場所も必要になりますので、市販の籾殻堆肥を購入した方が便利だと言えます。

それでも、畑にまいたり、土に混ぜ込んだりして使えるので、籾殻の利用方法をしっかり確認して有効に使いましょう。