動物の狸は関係ない!?「たぬきうどん」と「きつねうどん」の由来!

私はうどんが大好きです。

 

冷蔵庫にはいつもうどんが入っています。

 

夏場は冷やしてもおいしいですね。

 

ざるうどんとか、ぶっかけうどんとか。

 

冬は鍋焼きうどんとか、かけうどんとか、鍋の〆とか、

色々な食べ方ができます。

 

私は天かすがたくさん入ったものが一番好きなんです。

たぬきうどんですね。

 

具材が少ないので寂しく感じられがちですが、

そのシンプルさがとても好きで、家にはしっかり天かすも

ストックしてあります。

 

 

たぬきうどんって、どうして「たぬきうどん」なのか、

疑問に思ったことはありませんか?

 

きつねうどんは、キツネは油揚げが好きだから、と聞いたことがあったように

思うのですが、なぜたぬきは天かすなのでしょうね。

 

だとしたら、どうしてきつねうどんはキツネと油揚げなのかしら。

 

そもそも、キツネは油揚げが好きって、どういう話なのでしょう?

 

考えれば考えるほどに謎が深まります。

 

気になったので、調べてみます。

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「たぬきうどん」「きつねうどん」の違いを解説!それぞれの由来は?

 

うどんの味は、各地方によって見た目にも味にも大きな違いがありますね。

 

関西とか、うどんが有名な香川県のうどんは薄い色のだしが多いですし、

関東のうどんは醤油の色が濃いものが多いですよね。

 

よく、関西の人が「東京のうどんは辛くて食べられない」というというのを

テレビで見たことがありました。

 

私はどちらも好きですが…。

 

 

では、呼び方はどうなのでしょうか?

 

大阪には「たぬきうどん」というメニューはないそうで、

一般的な「たぬきうどん」は見た目のまま、「天かすうどん」と

呼ばれることが多いらしいです。

 

では、関西で「たぬきうどん」というとどうなるのか?

 

大阪で「たぬき」というと、甘く煮た油揚げが乗ったそばを指します。

 

一般的に「きつねそば」と言われるものが、大阪では「たぬき」なんですね。

 

 

京都ではまたちょっと違って、「たぬきうどん」というと、

煮ていない短冊状に切っただけの油揚げを入れた、あんかけの

うどんが出てくるそうです。

 

 

一般的に油揚げが入ったものは「きつね」だと思っているので、

なかなか覚えるのが大変というか、理解するのに時間がかかります…。

 

 

では、どうして「たぬき」なのか?

 

実は、うどんの「たぬき」は、動物の狸とは全く関係がありません。

 

 

私は小さいころ、うどんにはたぬきの肉が入っているものと思っていたので、

正直、ちょっとびっくりしました。

 

うちの母が作るうどんにはお肉が入っていることが多くて、今考えると

それは豚肉だったのですが、それをたぬきの肉だと思っていたんですね。

 

我が家の話は置いておいて。

 

 

「たぬきうどん」の名前の由来には諸説あるようですが、

いちばん有力な説とされているのが「たねぬきうどん」が転じて

「たぬきうどん」になったというものです。

 

天ぷらうどんは天ぷらうどんとして存在しますが、その種、具材がない

天ぷらだから、「種ぬきうどん」ということで、「たぬき」となったということです。

 

 

では、「きつねうどん」はどうかというと…。

 

思っていた通り、「きつねうどん」のきつねは、キツネは油揚げが好きだという

説から名づけられたようです。

 

では、なぜ「キツネ」と「油揚げ」なのか?

 

ちょっと納得いかないので、そこも調べてみました。

 

 

甘辛く煮た油揚げを使った料理と言えば、きつねうどん以外にも

いなり寿司があります。

 

この時の「いなり」という言葉は、「稲荷神社」を指しています。

 

この「稲荷神社」は京都の伏見稲荷のことで、伏見稲荷の神様の使いが

白狐であったことから、いなり=きつねとイメージされるように

なったとのことです。

 

 

キツネは油揚げが好きという説は、キツネはネズミを捕って食べるということから、

元々は「ネズミの油揚げ」をお供えしていたことに始まるようです。

 

なぜネズミではなくなったかというと、それは仏教思想に由来するらしく、

仏教では殺生はよくないという考えがあるため、動物の肉の代わりに

豆腐が使われるようになり、豆腐を揚げて作られる、今の油揚げを

稲荷神社にお供えするようになったことから、「キツネは油揚げが好き」という

話になったとのことです。

 

 

思わず食べたくなる!「たぬきうどん」いろんな具が入ったレシピ5選

 

たぬきうどんは天かすが乗ったうどんであるということはわかりました。

 

でも、もうちょっとボリュームが欲しいなと思うこともあります。

 

そんな時に食べたいたぬきうどんのレシピをご紹介します。

 

 

まずは基本のたぬきうどんです。

 

・*温かい*たぬきうどん

https://cookpad.com/recipe/2032734

 

わかめが入っていておいしそうですね。

 

・冷やしたぬきうどん

https://www.orangepage.net/recipes/detail_123031

 

ちょっと天かすがサクサクするのもおいしいです。

 

・超簡単、冷やし梅たぬきうどん

https://cookpad.com/recipe/5148483

 

梅がさらにさっぱりさせてくれますね。

・とろとろ半熟卵の冷やしカレーうどん

https://www.kurashiru.com/recipes/660c0a86-4c54-42c7-946b-3b6101ca0bd8

 

天かすも、油揚げも入っています。

カレーの味が食欲をそそりますね。

 

・京風たぬきうどん

https://www.kyounoryouri.jp/recipe/11530_京風たぬきうどん.html

 

あんかけで寒い冬にもばっちりですね。

 

 

実はたぬきの肉はうどんに合わない

一口にうどんと言っても、味にも呼び方にもいろんな違いがあるんですね。

 

ちなみに、たぬきの肉は硬くてクセがあり、食用には向かないそうです。

 

 

関西での「たぬき」が油揚げであるとは知りませんでした。

 

うどん好きの私としては、京都のたぬきうどんにものすごく興味があります。

 

一度食べてみたいので、今日のお昼に作ってみようかなと思います。