書き物をする時に鉛筆使うことがあると思います。
鉛筆には芯がありますが、あの芯はどんな成分で作られているか知っているでしょうか?
今回は鉛筆の芯に関しての情報を、色々とお届けします。
まずは、鉛筆の芯について解説し、実際に芯を自作できるのか紹介します。
鉛筆の芯を作るために必要な材料と、手順を学んでいきましょう。
自作の芯で鉛筆を作れば、きっとその鉛筆に愛着がわくはずです。
ぜひ、本記事を参考にしてみてください。
鉛筆の芯の成分が知りたい
鉛筆の芯の成分に何が使われているか知っているでしょうか?
鉛筆には「鉛(なまり)」という言葉が入っているため、鉛が使われていると考える方が多いようです。
まずは、鉛筆の主成分について知りましょう。
鉛筆の主成分は、黒鉛と粘土と言われています。
そのため、鉛筆には鉛は含まれていないのです。
まずは、黒鉛について見ていきましょう。
黒鉛は、炭素できている石炭やダイヤモンドの仲間です。
天然鉱物の一種であり、日本の鉛筆で使う黒鉛は中国から輸入されています。
また、鉛筆には粘土も使われています。
これは、かなり意外な事実ではないでしょうか?
鉛筆に使われる粘土は、主にドイツ産の粘土を使っているようです。
鉛筆の芯にはそれに適した可塑性(かそせい)があり、最も適しているのがドイツ製の粘土なのです。
黒鉛と粘土を混ぜて棒状にし、その後、1000℃以上で焼き固めて芯は作られています。
黒鉛も粘土も天然の物質です。
故に、鉛筆の芯はすべて天然の物質からできているのが特徴となっています。
自分で鉛筆の芯を作る方法とは
鉛筆の芯の主成分はわかりました。
興味がある方の場合、実際に自分で芯を作ってみたくなるかもしれません。
鉛筆の材料はそれほど複雑ではないので、もしかして作れるかも?
そんな風に考えるかもしれませんね。
では、鉛筆の芯は自作で作れるのでしょうか?
結論からお話しすると、完全に一から芯を自作するのは不可能に近いです。
この理由を見ていきましょう。
鉛筆の主成分である黒鉛やドイツ製の粘土は、量販店などで手に入れることができるでしょう。
しかし、この材料を混ぜ合わせて1000℃の熱で固める必要があるのです。
1000℃の熱が出せる機械は、個人ではまず持っていないでしょう。
このような理由があるため、完全な自作をするのは難しいと言えます。
但し、諦める必要はありません。
実は、鉛筆を作るためのキットが販売されているのです。
それがトンボ鉛筆から登場している「手づくりえんぴつ屋さん」です。
こちらのキットを使えば、手軽に鉛筆が作れるようになっています。
また、鉛筆の仕組みもしっかり学べるので、おすすめのキットであると言えるでしょう。
作り方も説明書を見ながら進めていけば、小学生でも作れるようになっています。
小学生の自由研究などにも使えるような仕様となっているのです。
もちろん、大人が趣味の延長として制作することも可能です。
キットの材料を使って、手軽に鉛筆が作れるので、きっと愛着のわくオリジナルの鉛筆が手に入るでしょう。
どうしても鉛筆を自作したい場合は、トンボ鉛筆の「手づくりえんぴつ屋さん」を購入してみてください。
鉛筆から芯を取り出すには?折らずに芯だけを丸ごと取り出す方法
鉛筆の芯をキレイに取り出す方法を知っているでしょうか?
鉛筆がどのような仕組みでできているのか確認するため、鉛筆の芯を取り出したいという方もいるようです。
鉛筆の芯のキレイな取り出し方を見ていきましょう。
基本的に、鉛筆は二枚の板を張り合わせて作られています。
このような特徴があるため、鉛筆の端をみてみると、接着した断面が見えるはずです。
この断面に沿って、カッターナイフで切り込みを入れて、引っ張るようにすると、芯だけを取り出せます。
切り込みを入れて、断面をはがす際に、芯を折らないように注意する必要があります。
それでも、余程不器用な方でない限り、簡単に芯だけを取り出せるようです。
不安であれば、数本鉛筆を用意して、練習してみるとよいでしょう。
また、こんな方法もあります。
鉛筆を水に浸しておくと、鉛筆を張り合わせてある接着剤がとけて一層はがしやすくなるようです。
ただ、水につけておく期間が意外と長くて、大体5日間程度つけておく必要があります。
時間がかかってしまうのですが、この方法ですと、鉛筆の接着面が見えやすくなり、簡単に芯だけを取り出せます。
確実に芯だけを取り出したい場合は、鉛筆を水につける方法も検討してみてください。
きっと、芯だけをキレイに取り出せるようになるでしょう。
鉛筆の主成分が気になる
鉛筆の主成分が気になる。意外とそのように考える方が多いようです。
今回は鉛筆の主成分や、自作の方法、芯だけを取り出す方法を紹介しました。
鉛筆は黒鉛と粘土を混ぜて作られており、鉛は使われていないようです。
また、完全に一から鉛筆を自作するのは難しいようです。
しかし、鉛筆を手軽に作れるキットが販売されているので、鉛筆を作りたい方は、そちらを利用するといいでしょう。
さらに、芯だけを取り出す方法も併せて見てきました。
鉛筆に関する知識を深めると、鉛筆に対する目も変わるはずです。
鉛筆の知識を深めるために、ぜひ参考にしてみてください。