お祭りなどで定番のお菓子「わたあめ」
ふわふわとした食感で、子供はもちろんですが、大人でも好きな方は多いのではないでしょうか。
今回は、わたあめに関する情報をまとめ、色々お伝えしていきます。
一体、わたあめはどんな原理で作られているのでしょうか?
意外と知らない、わたあめの作り方の不思議を見ていきましょう。
この記事を参考にすれば、もっとわたあめが好きになるはずです。
わたあめを美味しく食べるためにも、ぜひ、本記事を参考にしてみてください。
わたあめってどんな原理でできているの?
わたあめはふわふわとした食感が魅力です。
しかし、どうしてあのような雲みたいな形になるでしょうか?
専門的な言葉を使うと、わたあめは物質の「三態変化」と「遠心力」によって作られています。
少しずつ解説していきます。
そもそも、物質には「個体」「気体」「液体」と3つの変化があります。
わたあめの材料は砂糖ですが、砂糖にも「個体」「気体」「液体」の3つの状態があるのです。
それを踏まえ、わたあめの製造過程を見ていきましょう。
わたあめは、回転する小さな穴が開いている筒の中に、ザラメを入れて、下から過熱します。
過熱し、180℃を超えると、ザラメは液状になります。
この液状になったザラメを遠心力を使って、小さな穴から放出し、外気にさらします。
すると、温度が180℃を下回り、糸状の砂糖が個体になるという仕組みです。
こちらを棒でからめとると、わたあめのようなふわふわとした食感になるのです。
なかなか興味深い作り方と原理であると言えるでしょう。
家庭でもできるわたあめの作り方!空き缶を使う方法
わたあめは空き缶を使っても作れるようになります。
ただ、空き缶で装置を作るのが少し面倒なので、根気強く作りましょう。
早速作り方をご紹介します。
【空き缶わたあめの作り方】
1.空き缶を水洗いし、側面の下の方に穴を開けていきます。
2.空き缶の横に穴を開けたら、底の中心に軸を通すための穴を開けましょう。
3.万能ばさみを使って、空き缶を井戸の桶のような形に切り抜きます。
4.自転車のスポークなどを、間の軸に通します。そして桶の取っ手部分を重ねてフタをするようにします。
5.取っ手部分に穴を開けます。穴を開けたらスポークを通します。
6.モーターとここまで作ってきた空き缶装置をゴムジョイントでつなぎます。(モーターはプラモ専門店などで手に入るマブチモーターなどがいいでしょう)
7.綿菓子を作る箱を用意し、その中に空き缶の装置を入れ、さらに装置の中にザラメを入れます。
8.空き缶装置の下にアルコールランプをセットし、熱していきます。
9.モーターを動かすと、空き缶の装置が回転し、糸状のザラメが出てきます。
10.割りばしなどの棒でわたあめをからめとって完成です。
コチラの方法は、化学の実験的な要素が強く、結構作るのが面倒です。
それでも、空き缶とモーターさえ用意できれば、手軽にわたあめを作れるようになります。
夏休みの子供の自由研究などには、うってつけの題材なのではないでしょうか?
家族で作ると、装置を作る楽しさも相まって、わたあめを作る楽しさを感じられるはずです。
ぜひ、作り方を参考にしながら、わたあめを作ってみてください。
わたあめをふわふわにする作り方を解説
ここまで空き缶で作るわたあめ機を紹介しましたが、意外と手間がかかるので、手軽にわたあめを作るのであれば、専用の機械を購入した方が便利です。
この項目では、わたあめをふわふわにする作り方を解説していきます。
POINT① ザラメ選びを慎重に
綿菓子メーカーを使ってわたあめを作る場合、まずはザラメの種類に注意しましょう。
わたあめを作る際、基本的には、ザラメであればどんなタイプでもわたあめが作れます。
ただ、普通に売っているザラメをそのまま使うと、わたあめのキメが荒くなり、ふわふわとした食感にするのは難しいです。
このような時はどうしたらいいのでしょうか?
おすすめのポイントは、わたあめ専用のザラメを購入することです。
わたあめ用のザラメは、ザラメの粒が大きく、粒が大きい方がふわふわしたわたあめができるのです。
以上のことから、まずは、わたあめ専用のザラメを用意するといいでしょう。
POINT② ふわふわわたあめの作り方を確認しよう
1.わたあめメーカーのスイッチを入れ、5分ほど回転させて温めておきます。
2.スイッチを一旦オフにして、ザラメを機械に投入します。
3.スイッチをオンにして、しばし待ちます。大体3分でわたあめが出てきます。
4.割り箸を用意し、わたあめを巻き取るように優しく巻いていきます。(ちなみに、割り箸を一旦水で濡らし、その後水気を少し飛ばしておくと、わたあめが絡みやすくなります)
ポイントを抑えながら、わたあめを作ってみてください。
ふわふわのわたあめを食べる
ふわふわのわたあめが作りたい。
そんな風に考える方も多いでしょう。
今回はわたあめにスポットを当て、さまざまな情報をお届けしました。
まずは、わたあめの原理をまとめ、空き缶で作れるわたあめ機をご紹介しました。
また、自宅でも作れるわたあめメーカーの使い方を併せて見てきました。
専用のザラメを使って、丁寧にわたあめを作れば、誰でも手軽に美味しいわたあめが作れるようになるでしょう。
本記事を参考にしながら、わたあめ作りを進めてください。
きっと、家族で楽しめて、最高の思い出となるでしょう。