日本は地震大国であり、いつ巨大地震が起きるかわかりません。
そんな中、防災に関する意識が年々高くなっているようです。
防災用品のとして、まず揃えたいのは、やはり懐中電灯ではないでしょうか。
ただ、懐中電灯は意外と見えづらくてイライラしてしまうケースが多いようです。
懐中電灯が見えづらい原因は、一体どんなものなのでしょうか?
今回は懐中電灯にスポットを当てて、色々な角度から情報をお伝えします。
懐中電灯を快適に使うためにも、懐中電灯の仕組みについて知りましょう。
電池のせいじゃなかった!?懐中電灯が弱い原因とは
懐中電灯を使っていて、意外と暗くて見えにくい。
こんな風に感じる方は意外と多くいらっしゃるようです。
懐中電灯が暗くなってしまい、使いづらくなってしまったら、いざという時に困ります。
一体、見えにくい原因は何なのでしょうか?
原因①.長時間使いすぎている
これは特にLED系の懐中電灯に多いトラブルになります。
LED懐中電灯は、長く使えるのが一つのメリットなのですが、実は、長時間使用していると、電気が暗くなるというデメリットがあります。
そもそも、LEDというのは、発光ダイオードの1つであり、樹脂ケースに覆われた構造になっています。
これらの材料の場合、長時間使っていると、徐々に劣化していき、LEDの寿命が来る前に、明るさが少しずつ落ちていくという点があるのです。
ライトを使っていて、最初よりも暗くなっている原因は、使われている材料が劣化してきているためと言えそうです。
原因②.熱により劣化している
懐中電灯を使っていると、意外と熱を放出していることがわかります。
触ってみると、熱くなっていますよね。
実は、懐中電灯の30%が光として放出され、残りの70%は熱になっているのです。
そのため、懐中電灯は熱がこもりやすい製品であると言えます。
熱がこもると、故障が起きやすくなったり、不具合が発生したりします。
多くの場合、光が弱くなると言った不具合が発生するようです。
懐中電灯が暗くなってきたと感じた場合、熱がこもっている可能性が高いと言えるでしょう。
このような場合は、熱を外に逃がしてやると、光量が回復する模様です。
近年の懐中電灯は、熱処理がスムーズになっているものが多く、熱によって暗くならないような工夫がされています。
原因③.どうしてもダメなら電池が原因かも
懐中電灯の多くは、電池で動くため、電池がなくなってくると、暗くなってしまいます。
例えば、熱処理もスムーズであり、さらに長時間使っていたわけではないのに、光量が弱くなっている場合、電池が原因である可能性が高いと言えます。
仮に、思い当たる原因がない場合は、電池を交換することで、光量が回復するので、試してみるようにしましょう。
用途によって使い分けるべき?懐中電灯の電池の種類と選び方
懐中電灯で使うべき電池の種類や選び方を見ていきましょう。
懐中電灯のエネルギー源は主に電池ですから、賢く電池を選びたいものです。
では、早速選び方のコツや秘訣を解説していきます。
〇懐中電灯の電池の種類
【アルカリ電池】
懐中電灯の電池として、もっとも利用しやすいのは「アルカリ電池」です。
防災用品として、アルカリ電池は揃えておくとよいでしょう。
特に近年のアルカリ電池は容量も大きくなり、長持ちするようになっています。
懐中電灯の種類によっても差がありますが、単3電池を使えば、かなり長期間使うことができます。
また、アルカリ電池は、安価で入手がしやすいです。
【リチウム電池】
長時間使いたいのであれば、リチウム電池もおすすめです。
リチウム電池は、高出力のライトによく使われており、非常に長持ちします。
とにかく明るいライトが欲しいのであれば、リチウム電池にするといいでしょう。
値段やアルカリ電池に比べると高価なのですが、その分、ハイパワーで長持ちする仕様になっています。
〇懐中電灯の電池の選び方
懐中電灯は使い方によって、電池の種類を変えていくと効果的です。
すでに紹介していますが、普通の使い方であるならば、アルカリ電池で十分な場合が多いです。
そのため、防災のために懐中電灯用のアルカリ電池を多数備蓄しておくと、万が一の際に有効です。
反対に、「とにかく明るい懐中電灯にしたい」「真っ暗な中でも遠くまで見通したい」このような場合は、リチウム電池を使うとよいでしょう。
ハイパワーで圧倒的な光量が手に入ります。
基本的には、アルカリ電池でも問題ありませんが、時と場合でリチウム電池を揃えておくと、より効果的に懐中電灯の電池が使えるようになるでしょう。
併せて参考にしてみてください。
防災グッズには必須アイテムなので
防災の意識が高まり、懐中電灯にも注目が集まっています。
いざという時に慌てないためにも、懐中電灯を用意しておきましょう。
今回は懐中電灯にスポットを当て、光が弱くなってしまう原因を解説し、さらに電池の選び方や種類を見てきました。
懐中電灯の光が弱くなる原因は多岐にわたります。電池以外にも要因があるので、まずは原因を把握しましょう。
また、懐中電灯を使うためにも電池の選び方や種類もまとめました。
基本はアルカリ電池があれば十分ですが、余裕があればリチウム電池を揃えておくとより一層便利になります。
今回解説したポイントを抑え、懐中電灯を使えるようになりましょう。