鉄の密度や比重ってどんな意味なの?計算方法は?

中学生になると、授業が一気に難しくなりますね。

小学生時代の授業とは比べ物にならないくらい難しいです。

学年が進むにつれ、高校の授業の基礎学習のような
内容になってくるので、難易度はかなり上がります。

友人のお子さんが中学校3年生なのですが、
授業で「鉄の比重の計算」についての授業についていけず、
悩んでいたそうです。

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そもそも比重って何なの?

「比べた重さ」という風に書くっていう事は、
これは重さのことなの?

重さを比べるっていう事は、重さの計算をするってことなの?

わからないよー!
お父さんお母さん、教えて!

ですが、難しすぎて、両親も
教えてあげることができなかったそうです。

 

同じ様に難しすぎて悩んでいる学生さんも
たくさんいらっしゃると思います。

 

ですが、ここでつまずいてしまうと、
この先の受験にも支障が出てしまいますし、
ここをきちんと理解しておかないと、
高校に入学してからも授業について行けなくなってしまいます。

 

ここでしっかり疑問を解決できるように、
説明してみたいと思います。

 

鉄の比重の計算方法を具体例で解説

まず、「比重」という言葉について説明します。

「比重」とは、「ある一定の温度で決められた標準物質と、
他のある物質との質量の比」のことです。

質量とは、重さのことですね。

 

例えば、気体。

普段、私たちの周りにある空気が標準物質の比重1になります。

風船は空気の中に浮かび、空に向かって飛んでいきますよね。
これは、風船の中に入れるヘリウムという気体の比重が
1より小さいことによります。

ヘリウムの比重は、0.138ととても小さいために、
風船は空気の中を空に向かって飛んでいくことができるんですね。

固体や液体の場合は、4℃の水を標準物質として考えます。

 

ここで考える大きさは、1cm×1cm×1cm
(1立方センチメートル)とします。

1立方センチメートルの水の重さは1gです。

水の比重を基準にして、素材の比重というのは決まっています。

鉄の比重は、7.85です。

鉄の比重は、水の比重1に対して大きいので、水に沈みます。

 

逆に、水に浮かぶ灯油は、比重が0.78です。

比重が1より小さいために水に浮かぶのですね。

 

では、本題の「鉄の比重の計算」です。

比重の計算は、「物質の質量÷物質の体積と同じ水の質量」で計算できます。

例を出しますね。

鉄の塊が100立方センチメートルあった時の重さは785gです。
この場合の鉄の比重を計算してみましょう。

先に述べたように、比重は「物質の質量÷物質の体積と同じ水の質量」で
計算できます。

100立方センチメートルの水の重さは100gですね。

なので、鉄の比重は

785g÷100gです。

785÷100=7.85

比重は7.85ということになります。

 

逆に、この比重を利用して、物体の質量を計算することもできます。

鉄の大きさが100立方センチメートルだった時、
この鉄の質量はいくらになるでしょうか。

鉄の比重は7.85です。

 

計算は、

100×7.85=785で、785gということになります。

比重が7.85ということは、
この場合に基準となる水1立方センチメートルに対して
鉄の重さが7.85gということです。

それが100立方センチメートルという大きさなので、
こういった計算になるのです。

 

鉄の「比重の単位」は無い

結論から言うと、比重に単位はありません。

それは、「比」だからです。

水に対する「比」なので、単位が存在しないのです。

 

例えば…。

1cmの10倍は10cmです。

これは、1cmと10cmを比べた時に、長さが10倍だということですね。

比べた時の長さです。

ここで使われる単位は、長さの単位であるcmというものです。

1gの10倍は10gですね。

これも同じく、1gと10gを比べた時の重さが10倍だということ。

使われる単位はgという重さの単位です。

単位があったとしても、計算式の途中で単位はなくなってしまうのです。

 

「倍」が単位ではないのか?という風に思うかもしれませんが、
りんご1個の10倍は何個でしょう?という質問があった時に、
1個×10で10個です、と答えるように、
10倍を表す「×10」にはやっぱり単位がありません。

最初に、「比べた重さなの?」というようなことを書きましたが、
これで、比重が「比べた重さ」ではないことが分かったかと思います。

比重の計算は理解すれば簡単

比重の計算、すごく難しいですね。
言葉の意味もなかなか理解しにくいです。

私は学生時代、理科とか物理がとっても苦手だったので、
やっぱり理解するのには時間がかかりました。

何度も先生や友達に聞いたりしていたので、
すごく迷惑をかけてしまったなぁと反省しています。

 

「比重」というのが、「基本物質との質量の比」であるということが
理解できれば、その後の計算は簡単です。

単位がないということの意味が分かれば、「基本物質との質量の比」の
意味も分かりやすいと思います。

理解するのはとても時間がかかるかもしれないし、
とても苦労するかもしれません。

 

私も、「こんなの勉強しても将来何にも使わないし…」とか
思ったことがあります。

でも、もしかしたら、これが理解できたことによって、
興味がわいて、直接この計算が活かせる道に進むかも
しれませんしね。

 

使わない道に進んだとしても、ここでつまずいたときに
理解しようとした、学ぼうとした姿勢は、
今後絶対に活かされていくと思いますので、
わからなくても諦めずに勉強を頑張りましょう!