Excelは便利なツールです。
仕事で使う方はもちろん多いと思いますが、プライベートでもExcelを使う方が増えているようです。
そんなExcelですが、皆さんは使いこなしているでしょうか？
今回はExcelの定番の機能の一つである「掛け算」について解説していきます。
Excelで掛け算ができるようになると、もっと便利にExcelが使えるようになるでしょう。
どんな方でも理解しやすいように、基本的な使い方からレクチャーしていくので、併せて参考にしてみてください。
Excelによる掛け算の方法を覚えて、もっと快適にExcelを使えるようになりましょう。
エクセルの掛け算で数式を入力する方法とは？記号はどれを使うの？
皆さんはExcelの掛け算の方法を知っているでしょうか？
とても定番の機能なので、多くの方が知っているかもしれません。
それでも、全くの初心者は知らないことが多いでしょう。
まずは、掛け算の仕方について見ていきましょう。
Excelで掛け算をする場合、一体、どんな記号を使うのでしょうか？
早速確認していきます。
Excelで掛け算をする場合、「アスタリスク（＊）」という記号を使います、
これはキーボードの「け」の個所にあります。
「＊」は「×」と同じ意味があり、掛け算の際に使用する記号なのです。
具体的な例を見ていきましょう。
例えば2×3を計算したい場合、Excelでは次のようになります。
「=2*３」のように表すのです。
ではセルに入った値を掛け算したい場合はどのようにすればいいのでしょうか？
こちらもそれほど難しくはありません。
例えば、C1のセルにA1とB1のセルの掛け算の結果を表示させたい場合は、次のような計算方法をします。
「＝A1*B1」
これでA1とB1の値を掛け算できるようになります。
まずは、「＊」覚え、これが掛け算の記号であると確認していきましょう。
□掛け算で列全体に同じ数をかける方法とは？
Excelでは膨大な数の数値を扱うことが多いので、列全体に同じ数をかけたいという場合もあるでしょう。
数値の数が少なければ、1つずつ掛け算をしていってもいいのですが、数値が多くなればなるほど、面倒になります。
例えば、Excelの掛け算で、列全体に同じ数をかけることはできるのでしょうか？
もちろん、可能です。具体的なやり方を見ていきましょう。
あるシートに既に入力されている数値があるとします。
この数値をすべて1.5倍しなければならないとしましょう。
この場合、いちいちすべてのセルに1.5倍をかけていると、とても面倒ですよね？
そのような際は、どのような手順を踏めばいいのでしょうか。
やり方は非常に簡単です。
どこか空いたセルに「1.5」と入力してコピーします。
その状態で、1.5倍したい数値の入っているセル範囲を選択して右クリックします。
さらに形式を選択して貼り付けを選び、そこで、演算の「乗算」にチェックを入れてOKを選択すれば、すべてのセルに1.5倍かけることができるようになります。
この方法を覚えておくと、さまざまなシーンで応用ができるので、おすすめであると言えます。
また次のような方法もありです。
A列に1～200行に数字を入力しているとしましょう。
この時、B列に1行目に＝A1*1.5と入力してコピーをして、B列の2～200行目に貼り付けます。
少し原始的ですが、このような方法でも計算ができるようになります。
知らなきゃ損！エクセルの掛け算で範囲をまとめて掛け算する方法
ここまでさまざまな掛け算の方法を見てきましたが、範囲をまとめて掛け算したい場合はどのようにすればいいのでしょうか？
数値が膨大になればなるほど、1つずつ計算するのは面倒になります。
そんな時、一気に計算できる方法があれば便利ですよね。
Excelでまとめて掛け算をしたいときは、主に関数を使います。
Excelの関数は、Excelの機能の一つで、より一層便利に使えるようになる機能と言えます。
例えば、足し算をする時は、「SUM関数」を使うのですが、掛け算の場合は「PRODUCT関数」を使います。
複数の値をまとめて掛け算する場合は、「PRODUCT関数」を使うと便利です。
コチラの関数の使い方を見ていきましょう。
仮に、B7のセルに、B2.B3.B4.B5の掛け算の値を表示させたい場合、いちいちすべての値を＊を使って掛け算するのは面倒ですよね？
ここで紹介する例題は、セルの数がそこまで多くないですが、多くなると、面倒になります。
そんな時は、PRODUCT関数を使いましょう。
次のような数式を作ればOKです。
「＝PRODUCT（B2:B5）」
こうするだけで、一気に計算できるようになります。
ちなみに「：（コロン）」は連続したセルを選択した時に使う記号です。
ここでは、B2～B5まで選択肢したため、B2:B5と表示されているのです。
ちなみにB2のセル、B4～B5のセルを掛け算したい場合は、次のようになります。
「＝PRODUCT（B2,B4:B5）」です。
この関数で簡単に特定のセルの値をまとめて計算できるようになります。
PRODUCT関数は、掛け算の基本的な関数であるため、覚えておくといいでしょう。
簡単にかけ算できる！
Excelを使えばもっと簡単に掛け算ができるようになります。
掛け算は使用頻度も高いですし、絶対に覚えておきたいExcelの機能の一つです。
今回はExcelの機能の一つである掛け算にスポットを当て、色々な情報をまとめてきました。
まずは基本的な掛け算の方法を紹介し、その後、列全体に同じ数をかける方法や、複数のセルの値をまとめて掛け算する方法を解説しました。
どれも簡単にできる方法なので、早速試してみましょう。
Excelで掛け算ができるようになると、もっと快適にExcelが使えるようになるはずです。
ぜひ、本記事を参考に、掛け算に挑戦してみてください。