さんまの冷凍保存の基礎知識!これでさんまを買いだめしよう!

さんまが店頭に並ぶようになると、ああ、秋だなあ…と感じるのは私だけではないはず。

 

脂ののったさんま。

おいしいですよね。

 

塩焼きにしたり、かば焼きとか、竜田揚げとか、いろいろ食べ方はありますが、どんな風に調理してもおいしいです。

 

うちはその都度食べる分だけを買いますが、たまにスーパーに行くと、ものすごい数のさんまを袋に入れている人を見かけます。

 

安いので買ってしまうんでしょうね。

食べきれるのかなぁ?と思うこともあります。

 

きっと一気には食べられないでしょうし、どうやって保存しているのかなと気になったりします。

 

 

さんまの保存にはどういう方法がいいのでしょうか。

気になったので調べてみました。

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さんまの保存方法は、冷凍保存が最適です。

 

買ってきたままのさんまだと、冷蔵庫のチルド室に入れてもせいぜい2、3日。

冷凍すると、大体1か月近くは持ちます。

 

 

まずは、さんまの表面を冷水で洗います。

これは、さんまの表面についた雑菌などを洗い流すために行う処理です。

 

洗ったら、キッチンペーパーなどで水けをきれいに拭き取ります。

 

水けをきれいに拭き取ったら、ラップでぴっちりと包みます。

なるべく空気が入らないようにしてください。

空気が入るとその部分から乾燥してしまいます。

 

そのまま冷凍します。

 

これでOKです。

 

 

内臓を取って冷凍保存する方法もありますが、内臓を取った部分から冷凍焼けを起こしてしまうので、新鮮なうちであれば、内臓が付いたまま冷凍するのがおすすめです。

 

 

冷凍するときには、金属製のバットなどに入れて冷凍庫に入れると早く冷凍することができます。

完全に冷凍できたら、ジッパー袋などに入れて保存しましょう。

 

 

さんまは塩焼きが最強!?カロリーは?

いろいろな調理方法はありますが、やっぱり新鮮なうちは塩焼きで食べたいですよね。

 

でも…。

さんまって、脂がのっている方がおいしいですよね。

 

脂がのっているということは、栄養とかカロリーとか、ちょっと気になります。

脂は取りすぎない方がいいとか、カロリーは低いほうがいいとか思いますよね。

 

 

生のさんまのカロリーは、100g当たり約310kcalです。

 

ほかの魚のカロリーと比較してみると、アジが100g当たり121kcal、マグロの赤身が125kcal、マグロのトロが344kcalですので、イメージとしては、ちょっとカロリーが高いのかな?と感じます。

 

 

さんまの塩焼きだとどうでしょうか。

塩焼きだと、100g当たり約198kcalです。

 

塩焼きにすると脂が落ちますので、その分カロリーが低くなるのです。

 

 

では、栄養分はどうでしょうか。

 

さんまの脂には、DHA(ドコサヘキサエン酸)や、EPA(エイコサペタンエン酸)という栄養素が豊富に含まれます。

 

これらには血液をサラサラにする効果があります。

 

また、脳細胞を活性化させる効果もあり、認知症の予防に効果があるといわれています。

 

 

肉類の脂肪や乳製品に含まれるのは飽和脂肪酸ですが、さんまに含まれる油は不飽和脂肪酸です。

 

飽和脂肪酸は摂りすぎると中性脂肪やコレステロール値が上がってしまいますが、不飽和脂肪酸は逆にそれを下げる働きがあります。

 

 

さんまはもともとのカロリーは高いですが、焼くとカロリーが低くなります。

 

焼くと脂が落ちるためですが、さんまに含まれる油は非常に栄養価が高いので、お肉を食べるよりも体にいいので、積極的に食べたい食材ですね。

 

ただ、食べ過ぎには注意です。

 

 

さんまは開きで冷凍した方がいい理由

 

さんまの冷凍保存の方法を先ほどご紹介しましたが、下処理をして冷凍した方がいい場合もあります。

 

塩焼き以外の方法で食べる場合です。

 

例えば、かば焼きにしたり、竜田揚げにしたりするなど、開いた状態のものを調理する場合は、さんまを3枚おろしにするなどして冷凍するのがおすすめです。

 

その場合も、身は洗いませんが、ラップで空気が入らないようにぴっちり包んで冷凍するようにしましょう。

 

 

丸ごとでも、開いたものでも、冷凍したさんまを調理するときには、冷蔵庫で完全解凍してから調理するようにしましょう。

 

解凍が完全でない状態で調理してしまうと、中まで火が通るまでの間に他の部分に火が通りすぎてしまい、パサパサになってしまいます。

 

晩ごはんに食べるのであれば、朝のうちに冷凍庫から冷蔵庫に移しておくことをおすすめします。

 

もし、急ぐときは流水解凍がいいと思います。

常温だと急激に魚が温まってしまうので、ドリップが出てしまう原因になります。

 

さんまに大根おろしを添える理由

さんまって、手軽に安く手に入るし、おいしいし、食べる機会が多いですよね。

 

おいしいのでたくさん買ってしまったり、たくさんもらったりすることも多いと思います。

 

そういうときのために、冷凍保存の方法を知っておくと、いつでもおいしいさんまが食べられるのでいいですよね!

 

 

ちなみに、さんまに大根おろしを添えるのって、おいしいからだけではないんですよ!

 

さんまの脂で胃粘膜が覆われてしまい、胃もたれを起こしてしまうことがありますが、大根に含まれる「ジアスターゼ」という消化酵素の働きで防いでくれるのです。

 

栄養たっぷりなさんまを食べるときには、味の相性ピッタリで消化も促してくれる、大根おろしを添えて食べるのがおすすめです。