バーべキュー、好きですか?
家族でキャンプに行ったり、
大学のサークルでバーベキューしたり。
今は、キャンプする人は冬にでも山に行くそうですね。
そんな時に欠かせない作業。
火起こし。
これ、なかなか慣れないと難しいですよね。
女の子の前で、「俺できるよ」何って言った日には、
スマートにできないと格好悪いし…。
着火剤があるから大丈夫、と思っても、意外とこれ、
忘れられがちなんですよね。
そうして四苦八苦しているのを見かねた他の男子が
さっと火をつけて「格好いいー!」みたいになってがっかり…。
そんな事態にならないために、覚えておくととても役立つ、
火おこしの方法と、豆知識を紹介したいと思います。
サラダ油を使った着火剤の作り方
着火剤を忘れた!
そんな時は、近くにあるもので何とかしなくてはいけません。
つけられなかったら大ヒンシュクですからね。
近くにある燃やせそうなもの…。
・炭が入っていた段ボール
・近くに落ちている枝や葉っぱ
・サラダ油
・紙皿
・念のために持ってきた新聞紙
・割り箸
こんな感じですかね?
これらを使って、火おこしをしましょう。
まず、言えること。
サラダ油は当てになりません。
そのまま炭にかけても、そのものでは着火剤代わりにはなりません。
サラダ油は、よほど高温にならないと火がつかないのです。
一瞬ついたとしても、すぐに消えてしまいます。
じゃあどうするか?
使えるのは…ずばり、新聞紙です!
簡単に火をつけられる方法があります。
それをまず紹介しますね。
①小さい炭を下に置く
②新聞紙をねじって棒状にしたものを10本程度作ります。
③それを、漢字の「井」の形になるように、3段くらい積み上げていきます。
これを、「井桁に組む」といいます。
④井桁に組んだ新聞紙の周りに、大きめの炭を立てて置く。
⑤井桁に組んだ新聞紙の真ん中の穴に、火をつけた新聞紙を入れる。
これだけです。
新聞紙が燃えやすいということと、井桁に組んでいるので、
隙間から空気が入るということがコツですね。
どうしても着火剤が必要だ…というのであれば、
100均で売っている道具とサラダ油で作ることもできます。
ただ、その場で作るにはちょっと材料があるという保証がないので、
準備の段階で買い忘れた!というときには使えるかもしれません。
材料
・サラダ油(揚げ物をした残りで良し)
・100均でも売っている油を固めて捨てるためのグッズ
他、新聞紙や割り箸など。
作り方は簡単です。
①サラダ油と凝固剤を混ぜて、火にかけ、80度くらいに熱する。
②冷ます。
③冷めたものを割り箸か何かで削り、A4サイズくらいの大きさに切った
新聞紙で包む。
これだけです。
保管は涼しい場所でしましょう。
普通の着火剤だと、焼けるときに油くさい感じがしますが、
これはサラダ油なので、火をつけても嫌な臭いがしません。
割り箸を使った着火剤の作り方
着火剤がない…自作のものも持ってこなかった…。
こうなるともう、周りの視線が痛いです。
「早くつけろよ」「まだつかないの?」
まだ方法はあります。
諦めてはいけません。
先ほど、持っている着火剤に使えそうなものの中に、
「割り箸」と書いたのを覚えていますか?
そう。
割り箸も着火剤代わりに使えます。
火をつけるのにつかわれる着火剤には種類があります。
ジェル状のもの、固形のものです。
固形のものは、木くずをろうで固めたものが多いです。
ろう自体は燃えないので、燃えているのは木くずです。
ということは、木くずがあればなんとかなるわけですね。
近くに落ちている枝や葉っぱを使えばいい!と思うかもしれません。
しかし、火をつけるには、木や葉っぱが乾いている必要があります。
濡れていたり湿っていたりすると、火がつきづらいどころか、
煙がすごくて、これこそ大ヒンシュクです。
乾いた木。
これこそ、割り箸なんです!
「フェザースティック」を作るという方法なのですが、読んで字のごとく、
羽が生えた木ということですね。
とにかく、割り箸を薄く、気に羽が生えているように削ります。
削り取るのではなく、上から下に削って一か所で花が開いているように
作ります。
これが着火剤になるんです。
薄く細かく開いていて、空気の通り道があるので、
火がつきやすくなります。
あとは、先ほど説明した、新聞紙を井桁に組んで火をつけるときにも
使えますね。
ねじった新聞紙でなく、そこも割り箸で代用できます。
新聞紙はない可能性もありますし、
多分、割り箸を人数分ぴったりしか持って行かないということは
ないと思いますので、これが一番やりやすい方法かなと思います。
これであなたもヒーロー
バーベキュー、楽しいですが、慣れていないと大変なことが
たくさんあります。
できる人がひとりでもいればいいですが、
一度でも経験しないとできないことですしね。
かといってなかなかその場にならないとできないことですので、
せめて知識だけでも頭に入れておくことは大事だと思います。
着火剤を持って行っても湿気ているときもあるかもしれませんし、
覚えておいて損はないかと思いますよ。
フェザースティックのやり方なんかは、家にある割り箸を削るだけなので
何度でも練習できますしね。
これで火がつけられるようになれば、自信にもつながりますし、
次回から「俺がやるよ」と堂々と言えるようになります。
女の子の視線を独り占めですね。