もやしは値段も安く、 料理のかさ増しにも使え栄養もたっぷりあり、健康にいい食材です。
年中値段の変動もほぼないもやしは、節約にもなりますよね。
ですがそんなもやしは、痛むのが早いということが残念なところでもあります。
現代では色々な食材の冷凍保存の方法など知られていますが、もやしはどうなのでしょうか。
少しでも長く保存ができ、美味しく調理ができて食べられるのであれば嬉しいことです。
そこで今回はもやしの保存方法や、日持ちの期間についてご紹介していきます。
もやしを袋ごと冷凍で保存するには?冷凍で保存できる期間はどれ位?
色々な食材を冷凍保存することで長持ちさせ、美味しく食べられるものもたくさん知られていますが、実はもやしも冷凍保存をすることができるのです。
もやしは年中値段もほぼ変動しませんが、 その中でも特売などでより安く手に入れることができることもあると思います。
そんなお得な日には少し多めに買って冷凍庫に保存をしておけば使いたい時に使えますし、あと1品欲しいなという時などにも大活躍です。
ではまず保存方法を紹介していきます。
〇袋ごと保存
もやしは購入してきた時に入っている袋のまま冷凍保存をすることができます。
袋のまま保存する場合は、袋に爪楊枝で数箇所穴を開けておくといいです。
ここでポイントが、できるだけふんわりした状態で冷凍庫に入れると、 もやし同士がひっつくのを防ぐことができるため、 使いたい時に使いたい分だけ使うことができるためとても便利です。
この方法で冷凍保存をしておいたもやしは、調理をする時は凍ったまま使う分だけ取り出し、一度もやしを洗うというのも兼ねて沸騰したお湯などをさっとかけて、炒め物をしたりスープに使ったりするといいでしょう。
〇袋から取り出して水洗いをする
袋のまま冷凍保存をすることもできますが、先に袋から取り出して下処理をして冷凍保存をしておくと、 料理に使うときは冷凍庫から取り出したらそのまま使うことができます。
まずもやしを袋から取り出し軽く水洗いをしておきます。
ここで時間があればひげや皮・傷んだものなど綺麗に選別して冷凍保存をしておくと、料理の際の時短にも繋がります。
水気をしっかりときり、そのまま密閉袋などに入れたり、使いやすい分ずつ小分けにして冷凍しておきましょう。
一つ注意点があります。
冷凍保存をする前に水洗いをしておくと、もやし特有のシャキシャキとした食感がなくなってしまうため、炒め物やスープなどに使うのがおすすめです。
もしもやし特有のシャキシャキとした食感がなくなるのが嫌な方は、はじめに紹介した袋のまま数箇所穴を開けて冷凍保存をしておくと良いでしょう。
〇茹でてから冷凍保存する
もやしは水で洗って水と一緒にお鍋に入れて、沸騰したら火を止めます。
そしてザルに上げて水気をしっかりと切り、密閉容器などに 入れておくと冷凍保存が可能です。
しかしこの方法はもやしのシャキシャキ感がほとんどなくなってしまったり、少しベタベタしてしまうこともあるので、もやしの食感をなくしたくないという方はそのまま火を通さずに冷凍保存することをお勧めします。
ただ一度茹でてしまったものを、使いきれないということもあるかもしれませんのでそのような時のためにもこの方法も紹介させていただきました。
〇冷凍保存をしたもやしの保存期間は?
もやしは 傷みの早い野菜のうちのひとつでもあり、もやしの袋には賞味期限の記載はないのですが、3日ほど冷蔵庫に入れておくだけで色が黒ずんでしまったり、袋の中に水が溜まっていたり、匂いが出たりしてしまいます。
すぐに調理する場合には冷蔵庫で保存をしておくといいのですが、特売などで多めに買ってしまったりすると、いざ使おうと思ったら傷んでしまっている!ということもあるかと思います。
そこで上記の三つの冷凍保存の方法を紹介しましたが、冷凍庫で保存をしておくとどれくらい保存期間があるのでしょうか?
もやしを冷凍庫で保存した場合は、保存期間はどの方法で行っても一か月程です。
少しもやしを多く買っても、すぐに使う分は冷蔵庫で保存し、残りは冷凍庫で保存しておくと、食材を無駄にすることもなくなるでしょう。
もやしを冷凍したものが臭い!こんな場合は食べないほうがいいの!?
冷凍をしたもやしも生と同じように調理をすることができます。
ですが解凍方法によってはもやしが臭いと感じることもあるようです。
もやしにはもともと独特の匂いがありますが、 冷凍保存しておいたもやしは自然解凍をしたり電子レンジで解凍することにより、水分が出て食感が失われ、もやし特有の匂いも強くなりやすいのです。
そのため冷凍したもやしが臭いと感じることがあるようです。
もやし特有の匂いが強くなりすぎて臭く感じることもなく、
美味しく冷凍しておいたもやしを食べるためには、炒める場合でも煮る場合でも、
一度さっと水洗いか熱湯をかけて、もやしについた霧を落としてから調理すると水っぽくなりにくく、もやしの食感も楽しむことができます。
もやしが次のような状態になっている場合は、 冷凍保存をすることも食べることもできません。
・茶色っぽい汁や白っぽい汁が出ている場合
・もやしが茶色に変色してしまっている場合
・もやしにぬめりが出ている場合
・匂いが酸っぱい
このような状態になっているともやしは傷んでいるということになります。
このような状態が見られる場合には、これから冷凍保存をしたり、火を通して食べたりすることもできなくなりますので気をつけましょう。
主婦の味方もやし
主婦の味方でもある、万能な食材のもやしですが、一つ残念なのは傷みやすいところですよね。
安い食材でも傷んでしまい無駄にしてしまうともったいないですから、傷んでしまう前にうまく冷凍庫を活用し、美味しく食べれらるようにしましょう。