米に決まった収穫時期はない!?地域によって時期が違う理由とは?

日本人なら日々の食事でお米を食べると思います。

お米は年中を通して売られていますが、収穫時期は決まっているのでしょうか?

実は、お米は9月が収穫時期ですが、品種によって幅があるようです。

品種によっては、収穫の時期が違うのが、お米の特徴と言えるでしょう。

 

今回はお米の収穫時期にスポットを当て、さまざまな情報を解説していきます。

お米の収穫時期について知り、品種によって収穫時期が違う理由を確認しましょう。

では、早速見ていきます。

 

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お米の収穫時期はいつなの?

 

現在は年中販売されているお米ですが、稲刈りの時期はいつ頃なのでしょうか?

お米のシーズンは、大体9月と言われています。

しかし、これはあくまでも目安であって、すべての地域が、この期間に稲刈りされるわけではありません。

 

お米は植えた時期や、お米の品種によって、稲刈りの時期が変わってくるのです。

標準的な稲刈りの時期は9月になりますが、平野部の早い所では、8月頃になる場合もあります。

また、山間部の遅い所では、10月から11月になるケースもあるようです。

 

ちなみに、日本で人気のあるお米の「コシヒカリ」は、9月が稲刈りのシーズンのようです。

日本のお米の50%以上はコシヒカリが占めており、そのコシヒカリのシーズンが9月であるため、日本のお米のシーズンは9月と言われているのです。

 

 

お米の稲刈りのベストな時期とは?

稲刈りにはベストな時期がある模様です。

基本的に稲刈りの時期は、苗を植えてから刈り取るまでの「積算温度」重要視されています。

これは、どれだけお米に日照時間があり、合計の温度はどのくらいだったのかということです。

 

早生(わせ)と呼ばれる早くできる品種の場合、積算温度は1000℃程度必要になると言われています。

また、中生(なかて)と呼ばれる普通タイプの品種の場合、1050℃必要になり、晩生(おくて)と呼ばれる遅くできる品種では1100℃前後の積算温度が必要になるのです。

 

農家の方は、このようなお米のベストなタイミングを観察しながら収穫しています。

特にお米は黄色くなりすぎると、味が落ちてしまうので、モミ黄化率(モミが黄色くなった度合)が80%くらいになったところで収穫する模様です。

 

 

米の収穫時期が知りたい!東北で稲刈りや乾燥が行われる期間は?

 

全国のお米の収穫量の約27%が東北産となっています。

そんな東北のお米ですが、収穫時期はいつ頃なのでしょうか?

東北のお米の収穫時期について見ていきます。

 

東北で生産されるお米は、「つがるロマン」「ひとめぼれ」「あきたこまち」などが一般的です。

そして、こちらのお米の収穫時期は、基本的にはコシヒカリとあまり差がありません。

そのため、収穫の最盛期は、9月の終わりから10月の上旬のようです。

 

ちなみに、お米の収穫はコンバインとい機械を使って行われます。

この機械を使うと、稲からモミを外す、脱穀という作業も同時並行で行えるのです。

 

刈り取ったお米は、水分が高い状態です。

そのため、一旦乾かす必要があります。

東北のお米の場合、これは、10月を中心に行われるようです。

乾燥機にモミを入れて、熱風をかけます。

そして、モミからモミ殻を取り除くのです、

 

 

米の収穫時期は地域で違う!九州で稲刈りや乾燥が行われる期間は?

 

九州で生産されるお米はいつ頃収穫されるのでしょうか?

九州は温暖であり、日照時間が東北に比べると長いため、田植えの時期は東北よりも遅いです。

一般的に6月中に田植えをして、9月から10月にかけて収穫されます。

九州では、割と早生と呼ばれる、早くできる品種が多く栽培されていますが、そのような品種の場合は、収穫時期も早くなっています。

 

九州産の早生の品種は、大体7月の下旬から8月にかけて収穫されています。

そのため、日本一早い新米として認知されているのです。

ただ、こちらは特別な例であり、普通のお米は大体9月から10月にかけて収穫されています。

 

この点は、東北とあまり変わらないかもしれません。

収穫したお米は、乾燥させますが、こちらの時期も大体10月前後に行われます。

しっかりと乾燥させてから、出荷されるような仕組みとなっているのです。

 

九州では、温暖な気候という関係もあり、早生と呼ばれる品種が多い印象がありますが、それ以外の品種では、特に収穫時期が早いようではないようです。

 

品種によって若干の差が出てきますが、お米の収穫の最盛期は9月から10月にかけてであり、この時期が新米のシーズンになります。

 

品種によって収穫時期が変わる

 

今回はお米の収穫のシーズンに関する情報をまとめてきました。

お米は、早生、中生、晩生によって収穫時期が変わってくるのですが、一般的には9月から10月にかけてが新米のシーズンのようです。

 

但し、地域によっても若干の差があるとわかりました。

九州地方では、温暖な気候の特性を活かして、早生の品種が多く栽培されており、そちらは7月から8月に収穫されます。

反対に、晩生と呼ばれる品種では、大体11月前後に収穫がされるようです。

 

お米の品種によって収穫時期が変わってくるので、自分がどんなお米を食べているのか確認してみるといいでしょう。

このようにすれば、そのお米がどんな時期に収穫されたのかがわかります。

ぜひ、本記事を参考にして、お米に関する知識を深めていきましょう。