自宅で揚げ物をする機会もあると思います。
揚げ物は美味しいですし、食べ応えもあります。好きな方も多いでしょう。
そんな揚げ物ですが、使った油はどのように処理をしているでしょうか?
今回は知らないと大変な、揚げ物油の正しい処理の仕方を解説していきます。
一体、どのような方法で処理するのが適切なのでしょうか?
揚げ物をよく作るのであれば、ぜひ、把握してくと良いです。
また、揚げ物を作る際のちょうどいい油の量もまとめていきます。
本記事を参考しながら、揚げ物作りに挑戦してみてください。
油は流しに捨てちゃいけないの?
揚げ物をしていて迷ってしまうのは、油の処理の仕方でしょう。
知っている人も多いかもしれませんが、知らない人のために、基本的な知識からご紹介します。
まず、キッチンの流しにそのまま捨ててしまってはダメなの?という意見がありますが、こちらはNGです。
使った油をそのまま流しに捨ててしまうと、環境にも悪影響があるので、止めましょう。
また、使った油をトイレに流すという方がいらっしゃるのですが、こちらもNGです。
油は配水管のつまりの原因になります。
掃除を専門業者に頼まなければならなくなるので、油を流しやトイレに流すのは止めましょう。
では、どのように処理をするのがいいのでしょうか?
次項では、詳しく油の処理の仕方を解説していきます。
揚げ物したはいいけど…油ってどうやって捨てるの?
油の処理の仕方をまとめましたので、確認していきましょう。
①.凝固剤を使う
使用済みの油を固める「固めるテンプル」という商品が有名です。
こちらの凝固剤を使い、油を固めると、燃えるゴミの日に捨てることができます。
固めるテンプルの場合。1本の凝固剤1回で600ml前後の油を処理できるので、非常に便利です。
ただ、凝固剤は、油の温度が低いと固まらないので、温かい状態で使うようにしましょう。
②.片栗粉やパン粉を使う
片栗粉やパン粉も凝固剤の代わりになります。
油が温かいうちに、油の中にいれて、処理をします。
固めるテンプルとは違い、完全な固形にはなりませんが、それでもある程度固まるので、ビニール袋などに入れて処理をすればOKです。
③.牛乳パックで油を捨てる方法
油が冷めたら牛乳パックを使う方法もおすすめです。
やり方は牛乳パックの中に、新聞紙を敷いて、その中に油を注ぐだけです。
自然発火を防ぐために、最後に水を入れておきましょう。
大体、500mlくらいまでは処理ができるので、非常に便利です。
④.吸わせるタイプで捨てる
油の処理には吸わせるという方法もあります。
有名なのは、「吸わせるテンプル」という商品です。
それ以外にもトイレットペーパーや新聞紙、雑誌などを使って油を吸わせ、その後燃えるゴミで捨てるという方法でもOKです。
この場合は、油が完全に冷めてから行うようにしましょう。
⑤.油を回収している団体を探す
油を回収している団体もあるようです。
例えば、使用済みの食用油を回収している自治体が増えています。
また、大手のスーパーなどでも、油を回収しているケースがあるので、そちらを利用するもの手です。
ご自宅の近くで回収団体があるかどうか確認していきましょう。
家で揚げ物を作りたい!ちょうどいい油の量とは
自宅で揚げ物を揚げる機会もあるでしょう。
しかし、どのくらいの量を使えばいいのか、迷ってしまうことはないでしょうか?
油の適量を知れば、油の使い過ぎを防げ、より経済的になります。
油の適量を確認していきましょう。
揚げ物に使う鍋は、大体深さが3~3.5㎝が一般的です。
底が平らになった直径24㎝程度の鍋の場合、使う油の量は、大体800mlくらいになります。
但し、これはあくまでも平均であり、揚げるものの大きさによって、使用する量は変わってきます。
例えば、薄いものや平たい食材を揚げる時は、それほど油は必要ありません。
鍋に薄く油を注ぐ程度でいいでしょう。
しかし、厚みのあるものや、大きなものを揚げる際には、油の量が足りないと、鍋の底についてしまう危険があります。
その結果、焦げ付いてしまうので、それなりの量の油を入れるようにしましょう。
揚げ物の場合、大きな鍋を使ってしまうと、その分油を多く使う必要があります。
例えば、一人暮らしなのに、直径24㎝の鍋を使って揚げ物を作るのは、あまり経済的ではありません。
そのような時は、小ぶりな鍋を使うようにするとよいでしょう。
小さな鍋を使えば、その分油の量も少なくなり、より一層経済的になります。
パーティなどでたくさん揚げ物を作る際は、大きな鍋を使い、一人で少量を揚げる時は小さな鍋を使う。
このようにして使い分けると、油の使用量を必要最低限に済ませられるでしょう。
手軽に油を使うために
揚げ物をしていて油の捨て方で迷ってしまうかたは、実は多くいらっしゃいます。
今回は油の処理の仕方にスポットを当て、正しい処理の仕方を紹介してきました。
有名なのは、凝固剤を使った処理方法ですが、それ以外にも処理の方法があるので、併せて確認していきましょう。
また、揚げ物をする際の適切な油の量を解説しました。
基本的には、一階の揚げ物で800mlくらい使うようですが、揚げる物の種類や量によって、調節していくと経済的に油を使えるようになるでしょう。
油の処理方法や、量で迷ったら、ぜひ、本記事を参考にしてみてください。
きっと、もっと手軽に油を使えるようになるでしょう。