車に乗っていたラジオを聞く機会もあるでしょう。
しかし、ノイズが入ってしまい、あまりよく聞こえない。
そのように感じる方が多いようです。
一体、どうして車のラジオにはノイズが入ってしまうのでしょうか?
今回は車のラジオにスポットを当て、ノイズが入る原因や、対策方法をご紹介します。
せっかくラジオを聞くのですから、できるならいい音で聞きたいものです。
本記事を参考にしながら、ノイズ対策を徹底し、しっかりと車のラジオを楽しめるようになりましょう。
車のラジオの仕組みとは
車に乗っていてラジオを聞く人も多いでしょう。
では、車のラジオはどんな仕組みで動いているのでしょうか?
ノイズの原因を知る前に、まずは車のラジオの仕組みを知りましょう。
①.AMのアンテナ入力部が違う
車のラジオは、AMのアンテナの入力部が一般のラジオとは違っているのです。
基本的に、車のラジオは、金属のシャーシの中に収められています。
そのため、普通のラジオで使われているアンテナをそのまま使うことができないのです。
②.FMマルチパスノイズ抑制回路
車のラジオは、指向性のあるアンテナが使えません。
これは車が絶えず動いており、位置が変化するためです。
それ故に、マルチパスの影響を受けやすくなっているのです。
ここから、マルチパスノイズを抑制する回路が必要になり、搭載されています。
③.イグニッション抑制回路もある
車からはイグニッションノイズが発生します。
このノイズは、AM、FMの両方で発生するため、対策が必要です。
この時登場するのが、イグニッション抑制回路となっています。
④.厳しい温度対応の要求
車内の環境はかなり過酷です。
冬場はとても寒いですし、夏場は超高温になります。
そのため、通常のラジオに比べて、車のラジオは厳しい温度対応が求められているのです。
車のラジオのノイズがFMに入る原因と直し方
車のFMラジオにノイズが入る場合、どのような原因があるのでしょうか?
原因を知りながら、さらに対策を考えてみましょう。
現在の車は、カーナビ自体にラジオが搭載されており、ナビ本体に接続するアンテナ端子があり、FMラジオの配線となっています。
これを踏まえて、FMのラジオのノイズが入ってしまう原因を見ていきましょう。
まず、多い原因は、車両側のアンテナがナビ本体にしっかり接続されていないことでしょう。
こうなると、FMラジオでも雑音やノイズが入りやすくなってしまいます。
また、アンテナ配線が不良というケースも考えられます。
ただ、基本的に現行の車はかなりしっかりと整備されてから販売されているので、事故車両でもない限り、断線の可能性は低いと言えます。
では、どのような直し方をすればいいのでしょうか?
専門的な知識がある方の場合、車両側のアンテナ端子を切断し、国内規格のアンテナ配線に変更すると、ノイズが軽減される場合があります。
ただ、かなり高度な知識が必要になるので、一般的には、カーショップで行き、整備してもらう方法が一般的です。
まずは、車のオーディオを外してみて、アンテナ配線の接続を確認してみるといいでしょう。
その上で、配線を自分でつなぎ直せるのであれば、そのように処置をします。
難しいようであれば、やはり、カーショップへ行き、見てもらうのが一番早いです。
場合によっては修理が必要になるケースもあるので、一度見てもらうといいでしょう。
車のAMラジオにノイズが入る原因と直し方
AMラジオにノイズが入る場合の原因を見ていきましょう。
まず、ノイズが入る可能性として考えられるのは、配線不良です。
仮に、自分でカーラジオを搭載した場合、どこかで配線ミスをしているため、AMラジオにノイズが入ってしまうのです。
例えば、アンテナに内蔵されたアンプのアースが、車両のアースに上手く接合されていないと、ノイズが入る原因となってしまいます。
このような場合は、一度配線を見直す必要があるでしょう。
また、オルタネーターが発するノイズがラジオに乗ってしまい、ノイズが発生するケースがあるようです。
このような場合、エンジンの回転数と同調して、「ジジジ……」「ヒューン」という音が混ざって発せられるようになります。
コチラのノイズは、主に純正品のラジオではなく、他社製品に取り換えた時に起こりやすくなります。
解決方法は、RCAラインケーブルを取り換える必要があるでしょう。
また、純正品のラジオに戻すという方法も考えてみると良いです。
AMラジオにノイズが入る原因は多岐にわたりますが、一般的な方の場合、個人で直すのはなかなか難しくなっています。
そこで、プロの手を頼んで、修理をしたり、見てもらったりするのが一般的です。
ノイズが入りやすくなったら、一度、プロに見てもらうといいでしょう。
ノイズの入る原因はたくさんあるので
車のラジオのノイズが入る原因は、たくさんあるようです。
自分でラジオを配線した場合は、どこかでミスをしている可能性もあります。
また、純正品ではなく、他社製品を使った時にも、ノイズは発生しやすくなります。
今回はノイズが入る原因を調査し、さらに解決方法をまとめました。
基本的に、ノイズが入る場合は、配線不良であったり、どこかで故障していたりするケースが多いので、自分でどうにかするというよりも、プロに依頼した方が確実です。
ラジオにノイズが入る場合は、一度カーショップなどに持っていき、見てもらうといいのではないでしょうか?
ラジオをキレイな音で聞くために、ぜひ、参考にしてみてください。