睡眠時間が足りないと認知症のリスクが高まる!?ベストな睡眠時間を知る

日本人の睡眠時間は世界的に見ても短いようです。

仕事が忙しいと、なかなか睡眠時間を取れないですよね。

皆さんはどのくらいの時間眠っているでしょうか?

 

今回は睡眠時間に関する情報を、さまざまお届けします。

睡眠時間が足りないと、認知症のリスクが高まったり、日常生活に悪影響があったりするようです。

適切な睡眠時間を解説していくので、併せて確認するようにしましょう。

睡眠をしっかりとって、健康的な生活が送れるようになりましょう。

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睡眠時間と認知症の関係

 

興味深いデータがあります。

国立長寿医療研究センターが夜更かしをする高齢者は、認知症に罹りやすいと発表しました。

この調査によると、午後9時~11時眠る人と比較して、夜11時以降に寝る人は、認知症のリスクが1.83倍高いということがわかったのです。

つまり、高齢者ほど、夜更かしをせずにさっさと眠ってしまった方がいいのです。

 

但し、認知症と睡眠時間の因果関係は詳しくはわかっていないようです。

人間には体内時計や生体機能のリズムがありますが、睡眠時間が短くなると、その体内時計やリズムが崩れるのだそうです。

そして、それが原因になって、認知症のリスクが発生するのではないと、仮説が立てられています。

 

では、具体的にどのくらいの時間眠れば、健康的な生活が送れるのでしょうか?

次項では、世代別にベストな睡眠時間がどのくらいなのか解説していきます。

 

 

えっこんなに必要なの!?各年齢別に見る睡眠時間のベストとは

年齢によって、必要な睡眠時間が変わってきます。

幼い子どもなら、たくさんの睡眠時間が必要ですし、働き盛りの大人は、睡眠時間が短い傾向があります。

具体的な世代別の睡眠時間の目安をみていくと、

 

【世代別の睡眠時間の目安】

・0歳~6歳:10時間~17時間

・7歳~13歳:8時間~11時間

・14歳~19歳:8時間~10時間

・20歳~29歳:7時間~9時間

・30歳~59歳:7時間~9時間

・60歳以降:7時間~8時間

 

以上が、世代別の睡眠時間の目安です。

小さな子供は、やはりそれなりに睡眠時間が必要であり、10時間以上の睡眠時間を確保するのが目安となっています。

 

また、大人であってもある程度の睡眠時間を確保した方がよさそうです。

ベストな時間帯は、7時間~9時間程度となっており、7時間以上眠ることが求められているのです。

 

但し、こちらのデータはあくまでも目安です。

ベストな睡眠時間は人によっても差があります。

例えば、仮に睡眠時間がデータよりも短いと感じても、あなたがそれほど健康に問題がないのであれば、その睡眠時間でも問題ありません。

 

しかし、午前中の眠気が強い。仕事がはかどらない。体がだるいなど、明らかな健康被害があるのであれば、睡眠時間が足りていない可能性があります。

このような場合は、しっかりと眠るようにしましょう。

 

では、睡眠時間が足りないと、一体、どのような健康被害が出てくるのでしょうか?

次項では、睡眠不足が招く弊害について、詳しく解説していきます。

 

 

このままだと危険かも…!睡眠時間が少ない時に起こりうる症状とは

 

睡眠不足が招く影響とはどんなものがあるのでしょうか?

実は、睡眠不足はあなたが想像する以上のリスクがあるのです。

そのリスクについて詳しく見ていきましょう。

 

①.ストレスが増大する

睡眠不足が続くと、ストレスが増大しやすくなります。

ストレスは、心と体に大きな悪影響を与えるので注意が必要です。

具体的には、病気のリスクが高まり、高血圧や体重増加などの健康被害があります。

夜はぐっすりと眠って、1日の疲れを取っておくほうがいいでしょう。

 

②.体の免疫力が低下

睡眠不足は、体の免疫力を低下させてしまいます。

睡眠には、あなたの体が1日の活動で受けたダメージを回復させる役割があります。

しかし、睡眠が不足すると、ダメージを完全に回復させられず、免疫力が低下してしまうのです。

風邪を引きやすくなったと感じたら、もしかすると睡眠が足りていない証拠かもしれません。

 

③.気分の変動

睡眠不足になると、多くの人は怒りっぽくなるようです。

疲れていると、人は不機嫌になりやすく。イライラしたり、過敏に物事に反応したりします。

また、長期的な睡眠不足は、鬱病のリスクが上がると言われ、深刻な問題なのです。

イライラしているなと感じたら、睡眠時間が足りていない可能性が高いと言えます。

 

④.慢性疾患のリスクが増える

人間の体は夜眠っている間に、メンテナンスされます。

つまり、体の機能が調整されるのです。

しかし、睡眠不足が続くと、この調整が上手くいかなくなり、結果的に、慢性疾患の発病のリスクを上げてしまうのです。

 

睡眠時間が足りていないと、以上のような健康被害が起こると言われています。

気合で何とかなるだろう、と楽観的に考えるのではなく、深刻な健康被害が発生する前に、しっかりと睡眠時間を確保するようにしましょう。

 

自分にぴったりの睡眠時間を把握

 

仕事が忙しいから、寝る時間がない。

こんな風に思っている方も少なくないはずです。

しかし、睡眠不足は、さまざまな健康被害を発生させる原因を作ります。

そのため、あまり夜更かしせずに、最低でも7時間程度は睡眠時間を確保した方がよさそうです。

 

今回は睡眠時間に関する情報を色々解説しました。

世代別のベストな睡眠時間や、睡眠時間が足りない時のリスクなどを紹介してきたので、確認しましょう。

 

自分にぴったりの睡眠時間を把握することが非常に大事です。