バレンタインは、女性にとってはとっても大事な日。
好きな人に告白するきっかけとなる日ですね。
でも、男性にとっても、実は重要な日だったりしますね。
チョコレートをもらえるっていうことは、その女性が自分に気があるからだ、という風に思うからでしょう。
小学生くらいになると、男の子も女の子もバレンタインデーを気にしだすと思います。
もしかしたら、幼稚園に通っている段階でもう気になってしまう子もいるかもしれませんね。
最近の子は大人っぽいですからね。
そうなると、親として気になってくるのが、自分の息子はチョコレートをもらえるのだろうか…ということですよね。
それが義理チョコだったとしても、気になりますよね。
たくさんもらってくると、親としては「うちの息子は人気者なんだな」と思ってうれしいでしょうし、もらえなかったら「うちの息子は人気がないのか、もしかしたら嫌われているのかも…」なんて感じで、とても心配になると思います。
自分の子供の頃を思い出してみると、女の子たちはみんなバレンタインデーのチョコレートを男の子にあげるのに「いつ渡す?」とか「どうやって渡す?」とか、いろいろ盛り上がったでしょうし、自分がバレンタインデーに盛り上がっただけに、なおさら気になるのかもしれません。
もし、自分の息子がバレンタインデーにチョコレートをもらわずに帰ってきたら…。
それでもし落ち込んでいるようなことがあったら…。
お母さんとしては、チョコレートをもらえなくて落ち込んだという経験がないので、その気持ちに関しては何もわからないと思います。
お母さんはあげる立場だったわけですからね。
そんな時のお母さんの対応について考えてみましょう。
もらえなくても気にしなくて大丈夫?
まず、考えてみてください。
お母さんの時とは、時代が違います。
お母さんたちが子供の頃は、本当は学校にはお菓子を持って行ってはいけないはずなのに、バレンタインデーだけは黙認されていましたね。
今は、禁止されている学校も多いです。
学校に持っていけないとなると、渡せる機会はものすごく減ってしまいます。
本命の人には家を訪ねてでも渡すでしょうが、本命チョコとなると、その数ももらえる確率もだいぶ減ります。
家に行く勇気がない子もいるでしょうし、渡せない子もたくさんいるでしょう。
お母さん世代の、義理チョコをみんなに配った時代よりも、今の子供たちはもっと大人ですから、男の子にチョコレートをたくさん配って楽しむなんてことは、今の女の子たちはしないのかもしれません。
それに、昔は、「本命チョコ」「義理チョコ」というくくりだけであったと思いますが、最近は「友チョコ」が流行っているといいます。
手作りチョコレートを女の子同士で贈り合うというものです。
もしかしたら、男の子に渡すよりも、女の子同士でワイワイと「おいしいね」「かわいいね」と言い合う方が女の子にとっては楽しくて、そっちがメインの行事になっているのかもしれないですよね。
「義理チョコ」という観念はないのかもしれません。
では、男の子の立場で考えてみましょう。
多分、男の子は、そんなにバレンタインデーを気にしていないのではないかと思います。
そもそも、女の子の中に、「バレンタインデーは男の子にチョコレートを渡す日」という感覚は低くなっていると思うのです。
だから、同じように、昔ほど「バレンタインデーはチョコレートを女の子からもらえる日」という意識はないのではないかなと思います。
昔だって、ほとんどの男の子は義理チョコをもらうことの方が多いわけですよね。
義理チョコ制度がなくなっているいまでは、もらえない男の子の方が多いという計算になります。
そうなると、息子さんがもらえたそのチョコレート、それは本命チョコの可能性が高いわけです。
逆に気になりませんか?
そわそわしちゃうかもしれません。
母親として息子に接する行動
とはいえ、自分の感覚ではやはり、「バレンタインにチョコレートをもらえなかったら息子がかわいそう…」と思ってしまうのかもしれませんね。
では、もし息子さんがチョコレートをもらえなかったら、どういう風に接したらいいのでしょうか。
まず、一番してはいけないのは、もらえなかったことをからかうことです。
小学校低学年くらいなら、もらえたら嬉しそうに報告するかもしれないですし、もらえなかったら明らかにがっかりした顔で帰ってくるかもしれません。
しかし、その時には、大した問題ではないよ、という雰囲気を出すことが必要だと思います。
もらえても「そう、よかったわね」くらいで。
もらえなくても、「そう、残念だったわね」くらいで。
お母さんが一喜一憂しないことです。
もし、もらえた年にお母さんが大喜びしてしまうと、次の年にもしもらえなかったら、お母さんががっかりするかもしれないという気持ちにさせてしまうかもしれません。
もしもらえなければ、その日がバレンタインデーであったことも知らないかもしれません。
お母さんの方から「もらえた?」なんて聞かない方がいいと思いますよ。
大きくなれば、そういう報告もしなくなるでしょうから、そういう場合にはバレンタインデーに関する話題は一切出さないことです。
一喜一憂せずに落ち着いて接しましょう
バレンタインデーは女の子が主役の日です。
男の子の動向に関しては、あまり関わらない方がいいかもしれませんね。
自分がかつて女の子だったから、昔は男の子にたくさんあげたから、という考えが残っていると思いますが、状況が違います。
今の子供たちには、今の状況や考え方があるんですよね。
そのことを頭に入れておけば、息子さんのチョコレートに一喜一憂することなく、落ち着いてお母さんのバレンタインデーを過ごせると思いますよ。